【自己成長】自分と向き合い成長する資格、産業カウンセラーとは?

【自己成長】自分と向き合い成長する資格、産業カウンセラーとは?

令和以降、メンタルヘルスやコンプライアンスなど精神的な部分が注目されるようになりました。

その中で、「産業カウンセラー」という資格が注目を集めています。

産業カウンセラーとはどのような資格なのでしょうか?「産業カウンセラー資格保有者」が丁寧に解説していきます。

産業カウンセラーってなんだろう?

産業カウンセラーとは働く人たちを3つの領域から職業人生の実現の支援、産業社会の発展に貢献することを目的としています。一般社団法人産業カウンセラー協会が主催する民間資格です。


カウンセリングルームだけの活動だけではなく、実際に現場へ出向き労働環境の改善などを指示することもあります。


養成講座を通して、カウンセリングの基礎となる傾聴の態度と技法を学び、産業社会に貢献するカウンセラーとして活動することができます。

参照|一般社団法人産業カウンセラー協会HP

産業カウンセラーになるまでの流れ

産業カウンセラーの資格取得までの流れを1から5に分けることができます。

  1. 一般社団法人産業カウンセラー協会のHPより産業カウンセラー養成講座に申し込む。
  2. 入金後、申し込んだ地区の養成講座を受講し、座学や実技について学ぶ。
  3. 受講修了後、受講修了証が貰えたら産業カウンセラー試験に申し込む。
  4. 指定された会場で試験を受ける ※この時実技試験と学科試験の日時、会場は異なることがあるので注意しましょう。
  5. 試験終了後、2か月程で結果が届く。合格した場合は、一般社団法人産業カウンセラー協会へ会員登録を行います。
産業カウンセラーを勉強するメリットは?

産業カウンセラーを勉強するメリットは?

私も6か月コースに通い、毎週日曜日は朝から晩までカウンセリングについて学んでいました。カウンセリングを通して、深層心理にある自分の気持ちと向き合うことで精神的に強くなったと感じています。

さて、筆者が感じたメリットとはどんなものなのか詳しく説明していきますね!

自分を見つめなおす時間ができる

大人になると自分と向き合う時間の確保が難しいですし、向き合うには勇気が要りますよね。

講座の授業では、実際にクライアント役がカウンセラー役に対し職場で悩んでいることなどを題材に実際にカウンセリングをしてもらいます。受講者のカウンセリング技術が上がってくる後半になると、普段の自分からは押し殺している言葉や感情が自然と出てくるようになりました。

言葉に出すことで自分の気持ちを理解することができ、思考がクリアになります。言葉に出すということは大事ですが、傾聴の習得者によって引き出される言葉は自分にとって気づきが多いなと思いました。

また、養成講座内での宿題では過去の自分と向き合う宿題や自分がカウンセリングした内容を書き起こす逐語記録などがあり、筆者は泣きながら書いた記憶があります(笑)

授業や課題を通して、普段見過ごしてしまいがちな自分の中にある些細な感情と向き合うことができます。

また、自身がカウンセラー役として、傾聴しクライアント役が何を伝えたいのかを考えることで真剣に人と向き合う姿勢を学ぶことができます。

クライアント役としてもカウンセラー役の方が、内観を促してくれることでより自己理解に進み、自己成長に繋がる6カ月だったなと感じています。

コミュニケーションスキル、傾聴力の向上

養成講座には様々なバックグラウンドの方が集まり、普段の生活では出会わないような人たちと会話を重ねていくことで様々な価値観や生き方を学ぶことができます。

カウンセリング終了後、お互いにフィードバックをし合い自分の強みやダメなところやいいところを第三者の目線で知ることができます。

相手はどのような言葉を求めているのか?」「どのような質問の仕方が適切なのか?」などを身をもって体験学習できますし、先生から的確なアドバイスを頂けるので、効率的にコミュニケーションスキルを上げることができます。

傾聴」を学んだことで人の話を聞く姿勢を習得したことや、今までの凝り固まった思考が柔軟になり多角的な視点で物事を捉えられる様になりました。

私自身、相手に気持ちよく話していただけるような姿勢を身に着けたことで、人間関係が依然と比べてとても円滑になったと実感しています。

産業カウンセラー合格後の資格活用例

産業カウンセラー合格後の資格活用例

無事合格後、産業カウンセラーとして活動したいですよね!

しかし実際に産業カウンセラーとして独立や転職することは未経験者であると狭き門であることが事実です。

カウンセラーとして活動したい!という強い意志がある方は、ボランティア活動などを通じて実績を積むことをお勧めします。

筆者が経験してきたことや仲間の話も交えつつ現実的な活用例を紹介していきますね

ボランティア活動

新米カウンセラーが活動しやすいものがボランティア活動です。

実際に筆者も産業カウンセラー合格後、若者就労支援のボランティア活動を半年間とダンスセラピーのボランティアなども行っておりました。


ボランティア活動をすることで自分はどのようなカウンセラーになりたいのか、どのような環境で働きたいのかを体験しながら考えることができます。


また、ボランティア先での出会いを通して仕事を獲得することができたりする為、ボランティア活動は積極的に行うことをお勧めです。


ボランティア専用のポータルサイトや地域の地区センターなどで募集を確認することができます。老人ホームでの傾聴ボランティアや、英語が話せれば在日外国人の傾聴ボランティアもあったりと普段では経験できない様な活動が魅力です。


手軽に産業カウンセラーとしての傾聴力が活かせる活動ですので、是非参加してみましょう。

自身のキャリアに繋げる

養成講座を受講する理由として特に多かったものは、「自身のキャリアアップのため」でした。人事部の方や営業マン、弁護士など自分のキャリアに繋げて、より良いサービスをお客様へ提供するといった意識を持つ方が多かった印象です。


実際に産業カウンセラーの資格を取得することで、昨今注目されているメンタルヘルスについての理解者として社内でセミナーを開いたりすることも可能です。

また、コンプライアンスやハラスメント対策等で、社員に産業カウンセラーになってもらおうと資格取得を促す企業もあります。さらに、定年後のセカンドキャリアとしての視野を入れて検討される方もいらっしゃる様です。

今後のキャリアプランの一環としてや、今の仕事+αでキャリアアップを目指す方にはお勧めですね。

産業カウンセラーを自身のキャリアに繋げる

さいごに

産業カウンセラーは注目されつつある資格の一つですが、現代日本の産業社会ではやっと必要とされ始めてきた職業です。

今後、働き方改革や多様性がより進む中で必要とされる職種の一つになると考えられ、講座で自身と向き合うことで、自己成長を促し、今までとは違った自分と出会えます。ぜひ今後のキャリアについて考えているならば、産業カウンセラー養成講座に通ってみてください。

最後に、「産業カウンセラーを学んでみようかな?」と考えている皆様へ本の紹介をさせていただきます。

カウンセリングとは一体どんなものなのか興味がある方は是非読んで見て下さいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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